自己分析のやり方とは?就活のプロが教える方法&手軽にできるやり方も紹介

就活には自己分析が重要と言われますが、何のためにやるのか、どうやってやればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。自己分析の目的と具体的な方法について、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーが解説します。

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自己分析を行う目的とは?

「自己分析」とは、自分の強みや持ち味、特徴を理解するために、これまでの経験や考え方を振り返り、整理すること。これにより、「自分の仕事選びの軸」と「自分自身のこと」が明確になります。

自己分析は、すべての就活の軸になる重要なものです。仕事選びの軸が明確になれば、就活を通して行動がぶれなくなり、迷ってもまた軸に立ち戻れば軌道修正ができます。ES(エントリーシート)や面接で伝える内容にも筋が通り、読み手や面接担当者に自分自身の強み、持ち味がより伝わりやすくなります。

この軸は、目先の就活での企業選びだけでなく、就職して社会に出てからも働く上での指針になります。仕事に悩んだり壁にぶつかったりしたときにも、この軸に立ち戻ればぶれずに頑張れたり、キャリアの選択などで迷ったときに決断しやすくなるでしょう。

自己分析している就活生のイメージカット
Photo by PIXTA

プロが教える自己分析方法を紹介

リクナビ就職エージェントでは、自己分析の方法として、「自分の軸の仮置き」を勧めています。大事なのは、まずは仮置きでいいから自分の中で軸を定めてみること。その後、インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムに参加してみたり、企業研究やOB・OG訪問などをしてみたりすることでアップデートしていき、これまで自分では気づかなかった本当の「軸」にたどり着けばよいのです。

まずは「5つの視点」で自分の軸を考えてみる

下記の「5つの視点」を基に、自分の軸を考えてみましょう。中でも大切なのは、自分は「何がやりたくて」、そのやりたいことを達成するために「何ができるのか」をつかむこと。自分が「本質的にやりたい仕事(Will)」や、「自分の役割を認識する(Can)」を掘り出していくことが重要です。

軸を考えるための5つの視点
軸の観点 定義 具体的な例

本質的にやりたい仕事(Will)

自然と向く興味/好きの対象
(その人自身の志向性)
  • 新しいものを作りたい
  • 決まったものの組み合わせを考えるのが好き
  • 人から感謝の声をもらえるのが好き
自分の役割を認識する(Can) 自然とやっている行動
  • 試行錯誤して改善を繰り返せる
  • 異なる意見の合致点を見つけて議論を前に進められる
職場の環境・風土(Culture) 上記(Will)(Can)を発揮するために必要な要素
  • 会社とともに成長できる環境
  • 相談しやすく安心できる環境
キャリアの志向(Career) 将来のキャリアステップの理想のイメージ
  • ゼネラリスト志向
  • スペシャリスト志向
  • 起業をする
条件
(Condition)
譲れない条件
  • 関東/関西勤務
  • 土日はしっかり休日

「5つの視点」を基に軸を「仮置き」する

「5つの視点」で自己理解を深めたら、「経験の棚卸しワーク」で軸の仮置きに進みましょう。
大学時代など直近の学生生活や高校時代を思い出し、「自分が前向きに取り組めた経験」や、「やりがいを感じることができた経験」などを中心に詳細を書き出し、一番前向きに取り組めた経験を順位づけしていきます。同時に、書き出した経験の中で、自身のモチベーションが最も上がったポイントを特定していきます。

「何が興味を駆り立てたのか」「やりがいを持って活動できたのはなぜか」という視点から複数の経験を振り返ることで、自分が夢中になれるポイントや、強みを具体的に特定していくことができます。紙などに書き出して、整理していくといいでしょう。

この棚卸しワークでこれまでの経験を整理したら、「楽しく、やりがいを感じた、プラスとなったこと」と「ストレスになり、苦手だと感じた、マイナスとなったこと」を特定していきましょう。自分が主体的になることができた経験のプラス面とマイナス面を把握し、自分なりに言語化していくのです。

その上で、ご家族や友人、キャリアセンターの方やキャリアアドバイザーなどと会話をしてみることで、社会に出て「やりたいこと」と「自分が貢献していけること」がより鮮明化されていきます。このやりがいと強みに、職場の環境・風土、キャリアの志向、条件を追加して、自分だけの「軸」を導き出していきましょう。そして、就活を進めながら軸を見直し、アップデートしていくといいでしょう。

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自己分析をすることで希望の就職をかなえた先輩の事例紹介

自己分析を行い自分の「軸」をつかんだことで、希望に合った内定を獲得した先輩の事例をご紹介します。

「専攻を生かして就職」を第一に考えていた理系学生の場合

理系学生のAさんは、自分の専攻を生かせる業界・企業への就職を希望していましたが、選択肢が少なく応募先が限られてしまった上、研究内容の難易度が高く面接でうまく伝えきれず、難航していました。

そこで、キャリアアドバイザーと共にあらためて自己分析を行ったところ、「結果が明確に導き出せない研究領域であっても、コツコツ仮説検証しながらゴールに近づいていく」ことが得意であり、「未知の領域への挑戦」に最もやりがいを感じるということが明確に。その軸を中心として応募先を洗い直し、顧客と長期的な関係性をコツコツとつくり込むメーカー業界の営業職に照準を絞って就活をリスタート。見事内定を獲得しました。

安易に「ゲームが好きだからゲーム業界」と考えていた文系学生の場合

文系出身のBさんは、自己分析などの準備を行わないまま「ゲームが好きだからゲーム業界に応募しよう」と大手を中心に手当たり次第応募したものの、なかなか選考に進むことができずにいました。

そこでキャリアアドバイザーと共に軸の洗い出しを実施。Bさんは趣味を生かしてアミューズメント施設でアルバイトをしていて、時に来店客にゲームの上達法のアドバイスをすることがありましたが、来店客がどんどんうまくなり、ゲームにハマっていく姿を見ることにやりがいを感じていたことが明らかになりました。そこから、人とコミュニケーションを取る仕事、顧客接点を持ち「ありがとう」をもらえる仕事という軸を導き出し、金融業界の営業職に内定しました。

どうしても時間がないときは…短時間で自己分析を行う方法

自己分析はすべての就活の軸になります。就活をスムーズに進め、納得のいく就職先を決めるためにも、ぜひ上記の方法などで時間をかけてじっくり自分と向き合い、洗い出してほしいですが、「どうしてもそこまでの時間が取れない」「就活に出遅れたので早く軸を洗い出したい」などという場合は「適性検査」をうまく活用するといいでしょう。

例えば「リクナビ診断」では、日常の行動や考えに関するさまざまな質問に答えることで「向いている仕事のタイプ」と「個人としての特徴」を診断します。質問数は約100問で所要時間は約5分なので、学業で忙しい場合も隙間時間にできると思います。
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適性検査で出た結果を、そのまま「自分の強み」や「自己PR」などに使う就活生は多いですが、できればなぜこのような診断が出たのか、自分の経験を振り返ってみることをお勧めします。

リクナビ診断の場合、それぞれの「向いている仕事」のタイプごとに、以下の情報が記されています。

  • あなたの傾向…なぜその仕事が向いているのか、根拠となるあなたの行動や考え方の傾向が書かれています
  • よくある日常のシーン…「あなたの傾向」で示された行動や考え方が表れやすい場面の例が示されています
  • 仕事探しのアドバイス…「あなたの傾向」を生かすことのできる具体的な業種や職種の例が示されています

まずは、「よくある日常のシーン」で思い当たる過去の経験を3つ挙げてみましょう。その経験に、「あなたの傾向」に書かれているような行動や考え方の傾向が表れていれば、それがあなたの特徴の一つと言えます。表れていないという場合は、3つ挙げた経験の中に何かしら自分の性格や特徴が出ていないか考えてみましょう。そうして見つけたものが、あなたの特徴の一つです。

その特徴を「軸」として、就活を進めてみましょう。こちらも「仮置き」として考え、ブラッシュアップしていけばOK。このような診断サイトも活用しながら、自信を持って就活を進めていきましょう。


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取材・文・編集/伊藤理子

記事作成日:2023年4月27日 記事更新日:2024年2月1日

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「面倒くさい、自信がない、就職したくない。」
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